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㈱TAKシステムイニシアティブ 
  放射線と安全に関して        



  
 これからどうする?セシウムへの対応   
  
    
            

 セシウムに対する対応は、中部大学の武田邦夫先生の緊急情報に詳しく示されております。
 それをまずは、お読みいただくのが、よろしいかと思います。

   武田先生のページへリンク    
①セシウムとは
  

ナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属と呼ばれる種類の原子です。反応性が高いため、おもに水酸化セシウムなどとして存在するようです。水に溶けやすく、雨や水によって、運ばれます。ただし、土の表面などにもよく吸着しているようです。
これに関しては、もう少し詳細に調べてみたいと思います。
②放射性セシウム 放射性セシウムには、3種類あります。
 放射性をもつセシウムは、
  134ーCs :2.0648年で半分に分解します。(安定なキセノン134とか安定なバリウム134原子に変化します)
  135-Cs ;230万年で半分に分解します。(安定なバリウム135原子に変化します)
  137-Cs :30.17年で半分に分解します。(安定なバリウム137原子に変化します)
③どんな放射線を出すのか?  134-Csは、ベーター線として、2.059メガ電子ボルトのエネルギーをもつものを出します。

 ここで、1メガ電子ボルトとは、電子が100万ボルトの電圧のかかった電極の間で加速されて得るエネルギーのことです。

 135-Csは、同じく0.269メガ電子ボルトのベーター線を出します。

 137-Csは,1.174メガ電子ボルトのベーター線を出したのちに、安定なバリウム137になるか、0.512メガ電子ボルトのベーター線を出して、そのあとに、さらに0.6617メガ電子ボルトのガンマー線を出して、バリウム137に換わります。

 
 1個のウラン235原子の核分裂の結果、セシウム137原子が1個ができるとすると、同時に1個のルビジウム96の原子も1個できます。
④セシウムが体に入ると?  セシウムは、水酸化セシウムのような分子として水に溶け、体内に入るとイオン化します。そのイオンの性質は、ナトリウムやカリウムのような性質ですので、血液に入り込んで、体中をめぐります。その際に、ベーター線とガンマー線を体内で放出しながら、移動するわけです。
 血液から、腸や肝臓などを経て、筋肉などに取り込まれ、体の代謝に合わせて、腎臓を経て、体外に排泄されます。

 ですから、武田先生の資料にあるように、セシウムをいかに早く体から追い出す工夫をするかが、大変重要です。

 さらに、その前に、体に取り込まないことが最も重要ですね。

 セシウムなどが空中に舞う可能性のある乾燥した場所では、マスクと同時に、ゴーグルなどの目を守るものを併用しましょう。マスクは、きっちりとしましょう。できたら、ミクロン程度の細かな「ほこり」も通らないような、よいマスクをしましょう。

 
⑤セシウムの回収 上記のように回収したセシウムは、放射性同位元素として有効利用しましょう。
標準線源として販売も可能でしょう。課題は、より効率よくセシウム原子を回収する方法でしょう。これは、材料の専門家に相談してみたいと思います。
⑥セシウムの希釈
現時点で原子力発電所から放出されたセシウムは、土に吸着させて、人気のない場所に土塁として積み上げるか、あとは、できるだけ早く海に流して希釈するかということになります。海では、魚などの骨や内臓に取り込まれると思いますが、これも生物学的半減期で、代謝されて再度、海洋に放出されます。その繰り返しによって、太平洋の海水で希釈されてほとんど環境レベルにまで落ちることになります。

 
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